「秋個展のお知らせ」

「おいおい、また個展やんのかよ、夏やったばっかなのに...」

と、鬱陶しく思われてもしょうがないのですが、二回延期になっておりました長崎での個展を来月、やっぱり開催することにいたしました。

この「花と怒り」というタイトルでは、すでに一昨年の冬、福岡で個展をやっております。
今回は、その時発表した作品と、あらたに描いた作品、合わせて50点を展示いたします。
みんながみんな花の絵です。

個展のタイトル「花と怒り」について改めて申しますと、花”については、ただ咲いてる花のこと。
一方、”怒り”は、強い者がのさばり弱い者が虐げられてるような今の世の中への怒りです。
ここ数年、そんな悲憤慷慨のはけ口にしゃにむに筆を動かしている感があるので、こんな風になりました。

展示会場となるのは、例年の如く、窓下に出島を見下ろすとても古いビル(長崎で2番目に古いそう...)の一室。
未だかような状況ではありますが、季節柄、窓を開け放ち風通しよくしておりますので、どうかふらりとお越しいただければ幸いです。

*会期中はたいてい在廊しております。

アジサカコウジ秋個展2021
「花と怒り」日程:2021年10月2日(土)~24日(日)
( 会期中の金、土、日)
時間:13:00-19:00
場所:List:(リスト)
長崎市出島町10-15 日新ビル202
TEL :080-1773-0416

ちなみに、上に掲げた絵のタイトルは「島田宗三」だ。
「誰なん?それ」という方が大半であろうが、晩年の田中正造の最も身近におり、彼の手足となって働いた人物だ。

正造は自分の死んだあとの一切の後事を彼に託し、彼はその遺託によく答えた。
著作に、正造研究には決して欠かせぬ「田中正造翁余録」などがある。

前回の”花と怒り”の最も大きな絵は「田中正造」だった。
今回は正造と同じように大好きな、その同伴者である「島田宗三」の絵を描いた。

ところで宗三は生前、常にこう語っていたそうだ。
「自分の生涯は、失敗と後悔の連続です。ただ、あの人(正造)に出会えたことだけが幸せでした」

この、”あの人”、という響きの美しさよ...