金子文子シリーズ その38

「あんたらが なんといおうが なにしよが あたしはあたし ぼうじゃくぶじん」 ずいぶんとむかし、今世紀初頭、生まれ故郷の佐世保の街ではじめて個展をひらいたとき、美術をやってるという高校生がふたり、絵を見にきてくれた。 彼 …

「ぶち上げ要塞ヤポネシア号」(新・西郷その12)

「ぶち上げ要塞ヤポネシア号の歌」 死んでいった者たちへ 鎮魂の歌を運ぶのが俺の仕事 両の脇腹にはどでかいウーハー メロウでファンキー、サイケな音楽 曇った空にがなり立て 湿った土に捻り込む 奴らはふかふかベッドの真ん中 …