去年の夏のこと「再来週、帰国するけん一緒に飲まん?」とイギリス住んで文章書いてるブレイディのみかこやんからメールがあった。
一年ぶりに再会し、互いの子供ら引き連れてエスニック料理の店に入る。
席に座りビールを注文するやいなや、大好きな金子文子のことを話し出した。
「あたしさー文子ってさ、生きとったら日本を代表する哲学者になっとったと思うっちゃん」
「えー、哲学者っていう感じやなかやろー、もっと自由やろ」
「もちろん、普通にいうような哲学者じゃなかとよ」
「うんうん、そうやねえ...俺は詩人とかになって欲しかったなあ」
「あーん、文子の歌、めちゃめちゃよかもんねー」
「よかよなぁ...」
てな感じで延々としゃべりまくりだ。
なにせ会うの久しぶりなんだから致し方ない。
子供らに「もう、いい加減いいっちゃない...食べようよ」
とたしなめられるまで続いた。
さて、その時、「今度、文子の本書くけん、あんたの絵使わせてよ」って話が出て、それでできたのが上の写真の本だ。
昨日から発売開始だそうです。
言うまでもなく、面白い。
最寄りの書店へ直行だ!