2011年 11月
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道化師団
三年くらい前のこと、初夏の陽光降り注ぐ五月の長崎を飛びたち数年ぶりにベルギーへ舞い戻った。 降り立つとそこは案の定、まだ冬で灰色で寒かった。 天気がもうちょっとましであれば十年でも住めたものを、絵を描く者にとって光のとぼしい国はつらい。 当時は三年暮らすのがやっとだった。 着いて二日目、友人に誘われるまま馴染みのない行き先の路面電車に乗った。 ガタンゴトンと…
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金物屋さん
長崎に住んでた3年くらい前のある日のこと、近くの画材屋さんで幸いにも、棚卸しのキャンバスを安く大量に譲ってもらった。 いえーい、よほほいとうかれつつ、よく見るとしかし裏面、布地のとこがみんなめくれてる。 それで、それを固定するための釘を買い求めようと数件先の金物屋に立ち寄った。 木造二階建てで日本が鎖国してた時代からあるような古い店だ。 入ると中はまるで金物…
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